『田丸の解説』 第四回



新コーナー『呼び出されたのは、たまたまです。』の撮影終了後。
田丸大輔は、その日のことを振り返りながら、
解説文を書きました。

読んでみていただければすぐにわかりますが、
えらい長いです。

動画を見ずに、いきなり読んでいただいても大丈夫ですが、
動画を見ていただいた後に、読んだ方が、
より意味がわかるかと思います。

内容は、これまたかなりドギツイですが、
これこそが田丸の文章なのです。
そのため、修正は細かい部分だけにして、
ほぼノーカットで掲載しています。

それでは、どうぞ。


<田丸の解説>

今回のゲストが林拓郎、4人目なんだけどね。で、5人目が松本雄介。どんだけ男ばっかりでやるんだよってわけなんだけどさ。ま、この2人は3月に退団てことだったから、2月3月とガガっと速攻撮ってね。仕事やっつけちゃた。したら、男ばっかりのむさくるしいコーナーになっちゃったよ。5回やって、女性ゲストは元田だけだから。男・男・女と来たら、女と行きたいでしょ。見た目てきにも。ここでもし男来たらもう煙いよ。オレもヒゲ面で煙すぎる。見てる方は病気になるよ。でね、中谷はちぇ散歩があって、手塚にはボルダリングに参加してもらってるからさ、中倉だけが、女性で全く動画の露出がないわけよ、4人目もしくは5人目にゲスト中倉香織でいこうと思ったら、彼女メチャクチャ忙しくて仕事。なんつってもOLだからね。働きマン。座長はパティシエ俳優だけど、彼女はOL女優。いや、女優OLだな。OLが女優やってるのか、女優がOLやってるのかの違い。中倉の場合はゆるぎない完成形のOL、女優OL。平日は22時23時まで残業当たり前、休日出勤もしてるってんだもん。相当貯めこんでるか、相当借金があるかだな。あっ、男に貢いでんのか。中倉のスケジュールがきつきつだから。全日程NG、何ヶ月先まで予定埋まってますよ、もうここだけ見たら超売れっ子だから。しかたなく断念。じゃあってことで、オレが稽古してる間、代わりに中倉を登場させたわけ。舞台裏の案内、一部中倉がやってるから、中倉ファンは必見よ。あと、ラストに猫みたいな顔の中谷にも出てるしね。こっちが稽古してる間に埋めてもらってよ。

呼びたまって劇団員の得意分野を紹介するコーナーなんだけどね。で、林に聞いたの、「たくろう、得意なものなんだ?」って。したら「読書」っていうんだもん。読書が得意ってさ、林がひたすら読書してる絵を撮ってもね、1分後と1時間後、3時間後、ただページがめくれる音のみでしょ。即、却下。で、彼の得意分野は制作だから、公演中に動画撮っちゃおうってことにしたの。本人は得意分野つうか、仕事っていうんだけど。こっちは、瀬戸もだけど、結構撮るの大変だからさ、お互いの都合とかあわせたり。お願いしてさ、チャチャっと公演中にでも撮って終わらせちゃえばいいかなって。そしたら、劇場入って意外と時間ないのよ楽日まで。天然工房って劇場入ってからもずっと稽古してるの。だから結構バタバタしてて、昼公演と夜公演の合間にスピーディーに撮って終わらせるぞと思ったら、撮影中、集合がかかって、稽古開始。んで、あっという間に夜公演の準備になって。やっつけ仕事ってこういうことなんだな。あとね、大事なことなんだけど、小屋主さんには、撮影の許可を頂いてね。本当うれしかったです。ありがとうございました。

林と瀬戸と中倉、ずっと黄色の良い成仏Tシャツ着てるんだよ。あれ、本番用の衣装だからね。本番終わっても着替えないで、ずっと着てるの。劇場入って、おはようございますって挨拶した瞬間にもう着はじめてるんだもん。青ざめたよオレ。つくづく良い成仏したいんだなと思ったよ。死に急ぐなっつうの。そうそう、林って天然工房唯一の20代だったんだ。彼がやめるともういないの20代の劇団員が。平均年齢がまたグンと上がったよ。加齢臭・更年期障害劇団、骨密度だってやばいぜ、代謝も落ちて、耳やホクロからも毛が生えて、老眼が始まるんだ。話かわるけど、林は天然工房劇団員の中で一番演劇を愛してた人間でね。すごい愛しているからこそ退団するという道を選ぶというね。もう役者はやらないって言ってたから、もし、やるとしたら天然工房だけだって。これからは制作で頑張るって。制作俳優から制作人になったよ。ん、ちょっと待て、彼は天然工房のプロデューサーでもあったんだ。たくP期間結構短かったなぁ。でも鳩山さんよりは長かったと思う。

いかがでしたでしょうか。
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『呼び出されたのは、たまたまです。』
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