劇団員・田丸は「眠らない男」と呼ばれている。
それぐらいに己を追いつめた生活をしている男である。
だから、彼の寝顔というのは、貴重な資料なのである。
演出・森角に衣装の相談をする客演・タツリくん。
森角はだいたい「似合えばいいよ」しか言わない。
なんだかんだいって、結局、撮られるのが好きな元田。
それが女優というものなのか。
稽古も終盤を迎え、ネタバレが多くなってきているので、
使える写真があんまりないのです。
21:00を過ぎたころ、
突然、稽古場の明かりが消えました。
驚く役者たち。
電気を消したのは、演出・森角でした。
扉がゆっくりと開き、
外から入ってきたのは…
ケーキだ!
(※空調でローソクの火が消えそうになるのを必死に防いでいる)
突然のケーキの登場に驚く「ナっぴー」。
この直後、火を吹き消しました。
いやー、めでたいね。
みんなで祝福。
自然発生的に起こる、こういったイベントが、
実は稽古場の醍醐味だったりします。
劇団員・中谷千絵がチョイスしたケーキ。
ハート型。
かわいらしいです。
えぇ、とってもかわいらしいです。
いったんフォークで掬ってから、それを手にのせてケーキを食べるという
不思議な気遣いを見せるタツリ君。
フォークにケーキがくっついて落ちない、ということを
大絶賛する劇団員・田丸。
価値観は人それぞれ、とはいうものの、
こんなにまで「人それぞれ」だとは思っていなかった劇団員たち。
ナっぴーと話す劇団員・松田。
(ナっぴー=尾崎ナナちゃん)
ナっぴーと話す演出・森角。
食べかけのケーキとかもばっしゃばっしゃ撮っている平川真司。
彼は見境がなくなってしまっている。
スポンジケーキ以上にこんがり焼けている劇団員・塚本。
ガトーショコラの一歩手前だ。
結婚式の人気司会者でもある劇団員・手塚。
祝いの場にはかかせません。
ケーキ保護用のフィルムを手にしていたため、
ある重要な発言が、まったく別の意味にとられてしまった劇団員・林拓郎。
周囲の者たちは彼の発言を、「食いしん坊」的な文脈でしか
聴き取ることができなかったのだ。
ご馳走様でした。
誕生パーティ終了、かと思いきや、
突如はじまったジャンケン大会。
ケーキの上に添えられていた「なっぴー」と書いてある、
あの「食べられるプレート」の争奪戦である。
これは決勝戦の様子。
座長・松田 vs 演出・森角。
周囲の者らは完全にあきれている。
優勝者・森角。
それより、なんだよ、そのTシャツは。
こんなやつに負けたくはなかった。
ただただ、悔しい。
この瞬間、彼は、地球上のすべての男たちを敵に回した。
「もういいだろ」
足早に帰ろうとする田丸。
稽古終了後、稽古場を出ていく速さでは彼の右に出る者はいない。
うーーー
THIS IS IT!
その後、場所を変えて、改めてバースデーパーティを行いました。
尾崎ナナちゃん、おめでとうございまーす!
(写真は、メガネ萌え状態の中谷をにやけ顔で撮影する塚本)
<撮影を終えて>
いよいよ、稽古も佳境を迎え、
撮影してもHPに公開できない写真が増えてまいりました。
おそらく、この回が、公演本番前、最後の「稽古場フォト!」になるかと思います。
次は、写真ではなく、劇場で直接お会いしましょう!
いよいよ、『手術(オペ)ニモマケズ』、スタートです!
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