『ピッキングストーリー』劇場フォト・番外編!

<番外編・幻のモナリザ>

今回の主役は、劇団員・元田牧子です。

彼女は『ピッキングストーリー』において、
モナリザ役を演じておりました。

はじめは、「本物のモナリザ」の絵が掛かっていたにも関わらず、
再び見てみると「元田牧子」に変わっていてビックリするという仕掛けでした。

そして、
その「本物のモナリザ」の絵は、
私、瀬戸がA3用紙6枚を貼りあわせて作成した物だったのです。

それが下の写真です。


隙間に違和感がないようにぴったりと貼り合わせました。
もちろんコピー機で印刷したのですが、
その元データがこちら。
↓↓↓

普通のモナリザです。
こいつをでっかくコピーして、額縁に収めると、
こうなります。
↓↓↓

素敵ですね。
名画の雰囲気を漂わせていますね。


しかし、
こうなるまでには前段があったのです。


当初、演出・森角から出ていたのは、
「モナリザの顔の部分に元田牧子の顔を嵌める」
という案でした。


その案を実現するために、
私、瀬戸は、画像編集ソフトを使って、
元田牧子の顔を「違和感なく」、モナリザに嵌めようと、
四苦八苦したわけです。




結果、
2つの「迷画」が誕生することとなりました。

2枚とも、公演では使用されなかった「ボツ」作品です。
しかし、このまま陽の目を見ることなく、
お蔵入りしてしまうのはあまりに切ないため、
ここに公開することにいたしました。


さっそく、ご覧ください。




















<モナリザ牧子・ビューティバージョン>
元田牧子の頭部をそのままモナリザとすりかえた写真です。
モナリザと同じ姿勢・角度で撮影した元田の写真を、
元の画像に合成しました。


この<ビューティバージョン>、
実は、一度ボツになった後の「2作目」でして、
最初に作成した「1作目」が、劇団内に波紋を呼んだ、
正真正銘の「迷作」だったのであります。


さぁ、舞台上に登場することのなかった、
幻のモナリザ、とくとご覧あれ。

















<モナリザ牧子・オランウータンバージョン>
元田牧子の「顔面部分」をモナリザの顔面に移植した写真です。


いったい、なんだろう、この違和感は…。


<ビューティバージョン>のときと、
まったく同じ写真を合成したにも関わらず、
ここまで印象が変わるとはどういうことでしょうか。

もはや、モナリザの面影はどこにもありません。
これでは、ただの「おばちゃん」です。

こうして、
ご覧いただけたことによって、
この2枚の「ボツ」作品も浮かばれると思います。

どうもありがとうございました。


以上です!
『ピッキングストーリー』の写真、これにて終了です!
また、観てね!


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